2025年12月23日

現中2は新学年スタート時から「退塾0」です。
今年の中2入塾者のうち6名は、他塾からの転塾者ですから、他塾では、それだけ退塾が出やすい学年でもあります。
先日の中2模試時、全体にそれを称えつつ、「継続することの大切さ」をある中3塾生を例に話しました。
彼女は、小3から、それこそ中学生用の椅子に座ると床に足が届かない状態から通塾していました。
誰よりも私から怒られている(その分期待も大きい)生徒ですが、絶対次の日休まず来る生徒です。
雨の日も風の日も、夜も、友人が退塾しても、7年間ずっと休まず、「歩いて」通っています。(「偉い」を超えて「尊敬」)
中1の頃は自己ベスト243点、通う中学では学年1位を複数回など輝かしい実績を持つ生徒ですが、いろいろとあって中2以降苦戦し、11月の期末試験でも本人が納得いく結果ではありませんでした(といっても220点以上ですが)
ある日の帰りがけ、彼女に私はこう声をかけました。(珍しく結構力説しました)
「240点以上取った頃より、学年1位を取っていた頃より、今の方が模範生だし、藤栄館に欠かせない存在」
「『人一倍努力できること』『継続できること』は、あなたの長所だ、少なくとも私は認めている」
彼女よりも学力の高い生徒は、今までに何人もいます。
彼女は統一模試で塾内1位になったことはありません。(現中3は藤枝・葉梨・広幡の学年1位や青島北の歴代最高偏差値の生徒がおり、模試で塾内1位を取るのは至難の業)
「通塾日数」 (通算7年通塾し、現在は自習含めて週6日通塾、自習ですら休んだ場合は別日に埋め合わせで来ています)
「解いた問題数」 (例えば、夏期講習に個人的に追加購入したテキスト296ページを直し含めてやり切っています)
この2点において、彼女を超える生徒は今までにいません。(「挨拶」「来る時間」「高い出席率」も今では模範)
「継続する」ことにおいては、『7年以上』『ほぼ休まず』藤栄館に通わなければ、誰も彼女を越えられません。
「継続する」ことは、それだけ簡単に抜くことは出来ず、そして抜かされることもない、尊いことです。
彼女には、結果も大事だけど、それ以上に他の生徒より「努力(問題数)」「継続(期間)」が出来ていること自体に価値があることを理解してほしかったし、そこに『誇り』をもってほしかったのです。
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藤栄館は今年で開校14年となり、少子化が進むこのご時世、有難いことに塾生数は全体・中3ともに過去最高です。
前述の生徒は14年中7年いる訳ですから、功労者であり私にとって戦友の一人です。
ちなみに私は、藤栄館を開校する前、大手予備校に勤務しており、入社2年目で教室長となり、5年目からは地域統括責任者として全国を慌ただしく飛び回っておりました。(10年間で7校舎)
その間1~2年で転勤を繰り返しており、2年以上同じ校舎や地区を担当したことはありませんでした。
10年間で数千人の生徒と接しましたが、当然、小学生から中3卒業まで見届けた生徒は一人もいません。
当時の私は、そういった社内でも大きな仕事を任せてもらうことにやりがいを感じていたので、それはそれで良い経験であり、前職の会社には今でも大変感謝しています。
その後、藤栄館を開校し、今ではずっと同じ場所で継続して運営することの有難さを実感しています。
1人の生徒の成長を何年にも渡って見守り、卒業まで見届けると毎年非常に感慨深い気持ちになります。
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開業時によくこんな質問をされました。 「うまくいかなかったらどうするの?」
私は、決まってこう答えていました。 「うまくいくまでやり続ける」
大事なのは『始める勇気より、続ける根気』です。
始めることは少しの勇気で誰でも出来ます。
しかし継続は、誰でも出来るわけではありません。
続けていれば、うまくいかない時も、嫌になる時も、必ず出てきます。
それでも続けていけば、必ず認めてくれる人がいるし、それ自体に「自信」や「誇り」を持てます。
新しいことを始めるときは、スポットライトが当たることは多くありますが、
続けることは、地味で目立たず、それが当たり前になり過ぎて、褒められないケースが多いかもしれません。
藤栄館は、今後も生徒に対して続けていること自体を認め、褒め、誇りを持たせられる塾でありたいと思います。
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<編集後記>
実は、先程の生徒に、公表されて困る内容はないかの確認を事前(模試の前日)にとっていました。
今回は「学力が一番でなくても」という内容でしたが、翌日の模試で初めて塾内1位をとりました。
「これだと話が変わってくるんだよな…」と思いましたが、『継続は力なり』『努力が実を結んだ』ということですね。
改めて、今回紹介した生徒は「模試で1位だったから」紹介したわけではありません。
彼女の「取り組む姿勢」を他の生徒や保護者様に紹介したかったのと、
藤栄館は進学塾ですが、「子供たちの学力以外の部分もきちんと認める塾」であることをわかってほしくて、記事に掲載する予定でした。
せっかくなので、そのまま公開させていただきます。