2025年8月30日

(塾生配布物より)
みなさんは、「ゴールドラッシュ」を知っていますか?
これは、1848年アメリカで金が見つかったというニュースが広がり、世界各地から一攫千金を夢見た人達がカリフォルニアに押し寄せた時の状況を表す言葉です。
Aさんも、大金を夢見て、採掘機を買い、意気揚々と金を求めて掘り始めました。
しかし、そう簡単に見つからず(勉強と同じ)、時間とお金だけがどんどん費やされました。
金塊を掘り当てる人もいましたが、大半の人は、夢半ばに次々とその地を去っていきました。
そして、とうとうAさんも現実の厳しさを知り、金探しを諦めてしまいました。
彼は、採掘機も現地で売り払い、カリフォルニアを後にします。
ところが、問題はここからです。
その採掘機を買ったBさんは、土地調査を専門業者に依頼します。
そして、候補地を掘り進めると、たちまち大量の金を発見したというのです。
しかも、発見した場所は、Aさんが掘っていた場所を1m深く掘っただけでした。
「あと1m」諦めずに掘っていれば、Aさんの人生は大きく変わったでしょう。
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受験生は今、現実の厳しさに直面し、諦めそうになっている人もいるかもしれません。
Aさんが採掘中ずっと手ごたえがなかったように、勉強している最中に手ごたえを感じるのは難しいことです。
トンネル工事も同様で、掘り始めた時も、開通する直前も、見える景色はずっと真っ暗のままです。
ただ「光」は突然やってきます。
スポーツ・水泳・逆上がり・自転車…何か出来るようになったり、成功したりする瞬間は、案外「突然」だった経験はありませんか?
それとも似ています。
頑張っているのに報われないと、心折れそうになっている、そこのあなた!
ここで諦めたらAさんと同じです。
「本当なら、あなたが手にしたはずの〇〇高校合格」を自分より後ろにいる誰かが、あとほんの少し、諦めずに努力しただけで手にするかもしれません。
今後あなたが目指している学校を諦めていく人が、周りから出てくるでしょう。(ゴールドラッシュと同じです)
受験は「我慢比べ」でもあり、「忍耐力」も必要です。
今は我慢です。
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受験生が偏差値1上げるのは過酷なことです。
自分が1日8時間勉強しても、ライバルが9時間勉強したら、マイナス1時間でしかありません。
受験生の1/3の生徒が上がり、1/3は変わらず、1/3は下がります。(誰かが上がれば、その分誰かが下がります)
ただ、そんな受験生にもチャンスがあります。
それは「2学期」です。
2学期に入り、学校が始まると、「夏期講習の勢いのまま加速する生徒」と「時間を上手に使えず勉強時間を確保できない生徒」(該当している生徒はいませんか?)に2極化します。
ここが最後のチャンスです。
※冬以降は、みんなラストスパートに入るので「やらなきゃ下がるだけ」「維持するだけでも大変」
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でも、勘違いしないくださいね。
ボーナスステージは、「人より頑張れば」の話です。
正直言って、現状維持のままで合格できる人は、油断せずにこのまま頑張れば良いです。
そういう人は、高みを目指してください。
(参考:藤栄館最高偏差値は75/昨年は2学年で藤枝東志願者1位は藤栄館生)
ただし「逆転が必要な人」は追い抜くために必要な「道のり」「時間」がなくなってきました。
いつまでも「自分は何とかなるだろう」と夢ばかり見ていてはいけません。
今すぐ学習「量」を増やしてください。(藤枝東志願者は難問から逃げない)
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でも伝えましたが、結果はどうであれ、何事も一生懸命熱量をかけて取り組んだ経験は、後の人生観や価値観の形成に役立ちます。
10年後20年後振り返った時に「あの時の私は頑張った」と誇れるような、悔いのない半年を過ごしてください。
あと半年、期間限定でいいから、「今は」勉強に専念しよう!
金塊(志望校合格)まで「あと1m」
がんばれ受験生!!